トップ «前の日記(20040519) 最新 次の日記(20040530)» 編集

有人宇宙港をめぐる冒険

ひまわり。一番好きな花なんですけどね。そんな花の名前を暫定的に借りて、「秋田大学衛星製作物語〜教官苦労話〜」の続編のタイトルとしておりましたが、この度、「有人宇宙港をめぐる冒険」とタイトルを改めました。タイトルの意味は、またおいおい。
これからもよろしく御願いします。

=====本家も久しく更新してないなぁ(^_^;=====

トータル 本日昨日

20040523 初めて空を自力で飛んだ [長年日記]

_ <今日のご挨拶>

秋田はようやく一日良い天気でした。おかげで真っ黒に日焼け;土曜日は雨の中、朝一で男鹿の地質を見に行きましたが・・・化石が出ない;秋田の地質の本見ていったのに、さすがにいろいろと変わっているらしい。もっとも、男鹿あたりは新生代の地層のようなので、化石が出てもおもしろくないんですが;やっぱり覆う山脈西側までいかねば;ところで万里の長城、やっぱり見えないんですかね?ちょっとつまんないです。

_小惑星探査機「はやぶさ」が針路変更に成功

(秋山の個人的な感想)飛行経路図にセンスがないので思わず御紹介(笑)どこにセンスがないか?太陽系のほとんどの惑星は、北極から見ると時計と反対周りに回っています。また、惑星を回る衛星のほとんどもやはり反時計回り。これは、太陽系生成時の原始太陽系円盤がそっち向きの周りで、その角運動量が保存されてこうなってるんだと思われます。というわけで、探査機なんかも、惑星を出るときに既にこの反時計回りの運動量を持って居るので、普通は反時計回りです。軌道の黄道傾斜角を、スイングバイなんかを利用してどんどん起こしていくという手法(ユリシーズがやったことがある)を使って、ひっくり返す形でやれば時計回りにも出来るでしょうが、えっらい手間ですwというわけで、この図を見ると。。。時計回りですよね;まぁ模式図だからうるさいことは言いませんが、惜しいw

_探査機「のぞみ」失敗は「偶発的故障」 原因特定は困難

(秋山の個人的な感想)うーむ。一方では「火星探査機「のぞみ」の失敗、米国製バルブが原因」こういう記事もあったりで、こちらに書かれているようによくわからんですな、この記事。まぁ趣旨は、御紹介したweblogで書かれている通りなんでしょうが、問題はもっと別にあり、でしょう。宇宙機に使っている高信頼性部品とは何なんだろう?とか、”のぞみ”に関して記載されている、JAXAのこの文章は修正されるべきなのかとか、色々。個人的には、のぞみは良くやったと思ってるし、別にあそこで太陽フレアを原因に仕立て上げなくても良かったと思いますけどね。特に、後からこんなふうに”関係なかった”と結論されるとすれば、あの原稿を書くにあたっても当然、いろんなやりとりがあったんじゃないかと思うんですけどね。(やりとりがなかったとしたら、それはそれで問題だと思います、ハイ)

_試験用飛行船を公開

(秋山の個人的感想)内容的にはこっちの方がほんのちょっぴり詳しいですが、大樹町、前の会社で良く仕事でいってました。成層圏気球を使って、高速通信網とか大樹町に整備されたらおもしろいなぁ。大樹町は宇宙で喰っていきたいんだろうな、やっぱり。

_Spaceship Soars To 212,000 Feet

(秋山の個人的な感想)ええと、212000Feetって。。。64kmぐらいみたいですね、はい。目標の高度100kmまで後ちょっとですね。これはやはり今年後半か来年半ばぐらいまでには、いくかなぁ。。。とすると、5年後ぐらいに、アメリカ国内では年数回以上の宇宙旅行が開始かも。

_Orbital Recovery Ltd. Signs Launch Ariane Services Contract For the ConeXpress Orbital Life Extension Vehicle "Space Tug"

(秋山の個人的な感想)欧州のスペースタグボート、2007年には打上の予定だそうです。スペースタグボートとかが出来てきたら、なんだか有人宇宙時代も到来した、って気がしてきますね。ステーションからステーションに移動出来るような、そんな専用スペースタグが出来たらもっとそんな感じですが。しかし、そうなるとステーションは2つ以上は必要だなぁ。。。

_This year’s first commercial launch of Dnepr due on June 29

(秋山の個人的な感想)タイトルはどうでも良いのですが、しかし、すごいですね、これ。一つのロケットで、一気にCNESの地磁気観測衛星Demeter、イタリアのUnisat-3、サウジアラビアのSaudisat-2、Saudicomsat-1,Saudicomsat-2、アルゼンチンのLatinsat-C、アメリカのアマチュア通信衛星Amsat Echo、ロシアのAKS-1を打上って事ですよね?すげー。

_宇宙機構がまいど1号支援

(秋山の個人的な感想)うーん、申し訳ない。ビジネスモデルとして見えてこないんですが、東大阪の参加企業はこれで潤うかもしれません。しかし、それはどのぐらいの経済効果が他に期待出来るんでしょうか?そのへんをクリアーにしてもらえると、もっと祝福出来るのですが。JAXAの限られた予算を投資するのですから、このあたりはきちんと示して欲しいんだけどなぁ。

_台湾、観測衛星打上げ 偵察画像を自前で収集

(秋山の個人的な感想)日本の情報収集衛星って、解像度10mとかじゃなかったでしたっけ・・・?センサー部分の能力(まぁこの場合は衛星本体の姿勢制御も含めますが)は日本は技術力が高いというのは、嘘???

本日のツッコミ(全10件) [ツッコミを入れる]
_ なる (20040525 09:23)

>飛行経路図にセンスがない<br>これ,太陽-地球固定座標系での図なのでぜんぜん問題ないと思うんですが.

_ 秋山 (20040525 11:37)

がーーん。すみません、センスがないのは私でした(T_T)気がついたら太陽不動信者になっていましたね、私(^_^; これも一種の天動説論者のような思いこみ野郎ですね、すみません。そか、太陽ー地球固定座標系だったか。。。関係者の皆様に不覚深くお詫びいたします。自戒の意味も込めて修正することなくこのまま晒します(笑) お詫びに太陽地球固定座標系の説明を少し。太陽を中心に地球も回して書くと太陽固定座標です。太陽地球固定座標だと、太陽と地球を結ぶ線をX軸とし、固定しちゃうわけですね。で、そこからみて探査機がどう動くか、という図です。小天体Itokawaは、地球よりわずかに外側、火星寄りにあります。するてーとどうなるかというと、太陽の周りを回る時間が長くならないといけません。(ケプラーの第三法則;第三法則:惑星の公転周期の2乗は太陽からの平均距離の3乗に比例する。すなわち、平均距離が大きくなると公転周期が長くなる)なので、地球から見ると後ろに遠ざかるように見えます。で、もう一度地球に会合してスイングバイしなきゃいけないので、そのあたりは円軌道を多少楕円にするなどの工夫をするんだと思いますが、地球に会合させたときに、地球の重力を使ってさらに後ろに放り投げる。で、無事Itokawaに到着、です。というわけで、この図は何の問題もありません。失礼いたしました。

_ 狩田英輝 (20040525 12:32)

>宇宙タグボード<br><br> こんな記事もあります↓<br><br>http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/technology/story/20040519302.html<br><br> ハッブルに応用する事を検討中だそうです。<br> <br> 

_ 秋山 (20040526 11:47)

>狩田さん<br>なるほど、どうもありがとうございます!そちらのニュースソースは私も巡回対象にしているのですが、最近ばたばたしていて実はニュースソースを全て廻っていませんでした(^_^;大変参考になりました。しかし、実際のところ実現可能なんですかね?以前、超小型(10cmとかそんなサイズ)の無人修理衛星(というよりロボット)というのはどうなんですかね?と宇宙研の工学の先生と話したことがあるのですが、そういうアイデアは昔から出ては消え出ては消えしてるんですよねぇ。結局、通信と推進をどうするかという問題があって云々、と解説をして頂きましたが、やっては見たいけどまだ試すだけの余力が無いのとそう言う物の存在を前提にした組み立てられ方がされていない、と言うことのようですね。そう言う助けがあると、ホントありがたいと思うんですが。

_ 狩田英輝 (20040606 06:01)

 反応が遅くなってしまってすみません。<br><br> 過去の歴史は、私も実は眼にした事があります。やはり宇宙研の一般公開で、隅っこのほうをちょっと覗いたらいきなり名調子で解説されちゃいまして(^^;<br> 当時のアームの残りとか、当時開発されて今も使われている実験装置だとか見せられちゃいました(笑)<br><br> どうも、静止軌道での大型衛星のコンセプトは、小型衛星とは逆に「より重く より高く より長く」のようなんです。重くて高価で高級で、その代りに一回打ち上げたら長期間稼動可能という。<br> ですから、単なる燃料切れで止まっている衛星とかも結構あるはずなんで、今回のはそこを狙っているのでは無いかなと思います。<br> 基本的には、単なる外付けプロペラントタンクですから。<br> ノズルをドッキングポートに選んだのが新しいんでしょうか? 

_ 秋山 (20040614 12:55)

>神谷様<br>ほほう。タンクへの注入って、簡単に出来る構造なんでしょうか?

_ 狩田英輝 (20040615 07:13)

 えっと…「神谷様」となっていますけど、私、ですよね?(^^;<br><br>タンクへの注入><br><br> あ、言い方が悪くてすみません。 えっと、別に注入するわけではなくて…「機関車と客車」といえばわかりますでしょうか?  ホットワイヤードの記事にもありますけど、タグボートはタグボートらしく(?)<br>連結しっぱなしで、自分自身のスラスターで衛星を引っ張るわけです。<br> プロペラント+機体維持に必要な電力なら打ち上げコストも低いですし、技術的にも容易で、かつ需要もある。<br> 盲点を突かれた思いです。

_ 秋山 (20040615 15:54)

>狩田様<br>す、す、スミマセン;失礼いたしました;;;<br>機関車と客車の件、了解です。どうもありがとうございました。

_ kasotowa (20071101 17:13)

札幌ではどもでした。<br>電磁気観測衛星Demeterなら11月21日(水)午後2時05分(秋田テレビ)で放映とか。<br><br>http://jishin-info.jp/researchers.shtml

_ akiaki (20071102 09:30)

どもです>hasotowaさん<br>しかしなんもこの日付にコメントしなくても(^_^;<br>11/21は多分秋田にいるはずなので、頑張ってみてみます。<br>忘れないかが問題だ・・・

[]

=====本家=====